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e-PipeプロジェクトのIWA-PIA 2012受賞について

 水道技術研究センター(JWRC)のe-Pipe プロジェクトが、IWA Project Innovation Awards 2012の「応用研究部門」において、東アジア地域における最優秀賞を受賞することが決定しました。IWA-PIAは、国際水協会(IWA)が設立した、世界の優れた水関連技術プロジェクトに贈られる賞です。
 e-Pipeプロジェクトは、「老朽化水道施設の計画的更新を促進する方策の研究」を目的として2008年から2011年3月まで実施されたもので、今回の受賞は、その特徴である産官学による共同研究システムとその成果が高く評価された結果であると考えています。 JWRCでは、1991年以来、産官学の共同研究を実施してきました。産官学が互いに協力し、それぞれの得意分野を活かして推進するこの研究スタイルは、その有効性において、他の国々にとっても参考になるものです。
 日本の水道施設の多くは、建設後50〜60年を経て老朽化しつつあり、適切な更新が必要となっています。また、日本は世界有数の地震国であり、水道管路や施設の耐震化が喫緊の課題です。こうしたなか、e-Pipeプロジェクトでは、適切な更新を促すために、経年劣化した機能の評価とともに、地震による被害の予測や環境保全の考慮など、複雑な課題に多角的に取り組みました。
 今回受賞対象となったe-Pipe プロジェクトは、研究資金の性質に応じて以下に示す2つの研究で構成されており、それぞれが、老朽化した水道施設の計画的更新の促進をテーマに実施されました。

厚生労働科学研究費補助金による研究(科研)

  • 水道施設の機能診断手法
  • 地震による管路被害の予測手法

企業14社及びJWRCからの分担金による研究(共研)

  • 管路の寿命予測手法
  • ハザードマップ作成手法
  • 管路のLCA計算手法
  • 老朽管路更新等に関するPR手法

 これらe-Pipeの成果は、水道施設の効率的・計画的な更新や運転管理のために極めて有効であり、日本の水道工学分野における重要な資源・財産になると同時に、持続的な水道サービスの確立に大きく寄与すると考えています。
 JWRCでは、今回の受賞を新たな契機とし、今後もこうした研究活動を通じて日本の水道分野の持続・発展に取り組んで参ります。これからも、当センターの活動へのご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。