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Home > PI情報 > 浄水場のO&M契約におけるKPI(主要業務指標)の適用について(試行) > よくあるご質問

よくあるご質問

KPIに関して皆さまからよくあるご質問をまとめました。



KPIの原則的な考え方

  • KPIは水道事業ガイドラインのPIとどのように違うのですか。
  • このKPIは水道法にいう第三者委託のO&M契約における業務の成果を評価することを目的としています。原則として、委託者(水道事業体)と受託者との間で契約した内容についてのみ、事前の合意に基づいて成果を評価するというものであり、水道事業全体を評価しようとするものではありません。
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責任所在(分界点)の明確化

  • 受託者は、業務を受注したからといってすべての責任を負わされるというものではありません。逆に、最終責任は水道事業体にあるといっても、受託者に責任があるケースもあります。両者の責任所在についてはどのように考えるのですか。
  • 例えば、契約条項に処理水濁度0.1度以下とある場合、ろ過池のろ過砂の粒径や層厚が適正でないと、いくら受託者が努力しても、この処理水濁度を達成するのは困難です。そこで、KPIでは、契約時の条件としてこのような内容を明確化することとし、改善工事を実施するなどといった措置を条件として明示しておきます。また、台風、停電、機器の故障などの場合についても事前に取り決めておくべきです。どこまでが受託者の責任範囲なのかを事前に明確化しておくことが必要です。
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評価資料の信頼性

  • KPIの評価は、主に受託者の運転記録などによりますが、受託者にとって不都合な内容を隠ぺいする可能性もあるのではないでしょうか。
  • 受託者が事実を記録せず、虚偽の報告をする、データを改ざんするということは、本来、KPIとは別の問題であり、契約上のコンプライアンスの問題です。また、どこまでの範囲の報告を求めるかはあらかじめ契約で定めておくべきであり、評価を十分に行うことができる日報や運転管理記録などの作成が必要となります。
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運転管理

  • 水質管理では、たとえばトリハロメタンで年に10回測定して1回違反した場合と、4回測定して1回違反した場合とでは、1/10と1/4とで違反の程度が異なりますが、今回のKPIでは同じ1回と判定されてしまいます。これはおかしいのではないのでしょうか。
  • KPIは業務の評価基準であって、水質管理計画の達成度合を評価するものではありません。したがって、受託者は、水道事業体が策定した水質管理計画に定められた頻度で測定し、測定頻度に関わらず1回でも違反があれば、判定は違反1回となります。
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インセンティブ

  • 事例でボーナスあるいはペナルティの付与とありますが、KPIを用いる場合は必ずこのような設定が必要なのでしょうか?
  • KPIは必ずしも信賞必罰のために用いるものではありません。業務の成果に応じて、インセンティブが働く仕組みとしています。契約前の審査のみではなく、O&M契約に基づく業務遂行状況についてKPIを用いて事後の業務成果を評価することで、より優れた業務執行能力を発揮した受託者が、より高い事後評価が得られる(裏返せば、契約前審査で高い評価を得ても、実際の業務執行が劣っている場合は、マイナス評価を受けることとなる。)という、成果主義を具体化しようとするものです。
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目標値

  • KPIで用いる目標値は、統一的に定められた数値があるのでしょうか?
  • KPIの目標値は、統一的な数値があるのではなく、施設の状態や機能の健全性などを勘案し、契約の際に委託者・受託者間で明確にした上で設定することとなります。
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容易な適用

  • 今回のKPIは数が少なく、実用的と言えるのでしょうか?
  • 実際の運用に当たっては、KPIの算定作業が本来の受託業務の負担にならず、業務全体が評価されるよう、あまり数多くのKPIを設定せず、総括的に評価できるKPIを設定します。委託契約に当たって透明性、公平性を保ち、説明責任を明確にするには、今回提案した10個のKPIを参考に、各々の水道事業体のO&M契約の内容等に基づいて、客観的に数値で評価を行う項目(指標)がKey(主要)のPIとなります。
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