研究の成果
Aqua-Bridgeプロジェクトの研究成果として、「水道施設の新たな点検手法等に関する研究(Aqua-Bridgeプロジェクト)報告書」を取りまとめました。
以下よりダウンロードができます。
発刊にあたって
本報告書のテーマである「水道施設の新たな点検手法等に関する研究(Aqua-Bridgeプロジェクト)」は、公益財団法人水道技術研究センターと参加企業13社により実施してきたものであり、学識者、水道事業体の協力も得て、産官学連携による研究体制のもと、令和4年10月から令和6年3月までの約1年半の期間で進めてきました。なお、Aqua-Bridgeという愛称は、「Aqua - Breakthrough Inspection Technology Designed for Great Effectiveness」(水に関する-優れた効果を発揮するように設計された画期的な点検技術)に由来しています。
本研究では、令和5年3月に省令改正と合わせて改訂された「水道施設の点検を含む維持・修繕の実施に関するガイドライン(厚生労働省)」および「水管橋等の維持・修繕に関する検討報告書(厚生労働省)」の内容も踏まえながら、主に水管橋におけるドローン技術の活用に着目し、その有効性と課題を確認するために全国12橋で実証実験を実施しました。実証実験を通じて、従来の点検手法と比較して、それぞれの特徴等を整理し、水道事業体へのヒアリングも踏まえ水管橋点検にドローンを導入する上での課題などを明らかにしました。
これらの成果を取りまとめ、広く水道関係者の皆様に活用を図っていただくことを期待し、本報告書を発刊することとしました。
本研究は、学識者、水道事業体及び企業の専門家から構成される全体会議(委員長:長岡裕・東京都市大学教授)及びそのもとに設置した「企業ワーキンググループ」により行われました。
ご指導を賜りました長岡委員長をはじめ委員の皆様に厚くお礼申し上げますとともに、貴重な情報や事例、実フィールド等にご協力いただきました厚生労働省、水道事業体、参加企業の関係各位に心よりお礼申し上げます。